아사히칼럼, 박유하 제국의 위안부 논란 관련
< 아사히 칼럼> 이런 식의 '객관'을 위장한 '제3자적 태도'가 가장 문제다.
일본 내에서 작년 12월의 '아베-박근혜 합의'의 이행- 일본 정부여당의 전방위적 언론플레이, 망언들에도 불구하고, 심지어 그런 행태를 일부의 일탈로 치부하면서- 이 주류적 흐름으로 자리잡고, 박유하에 대한 상찬의 분위기가 조성되고 있는 현실이다.
그런 과정 속에서 한일 양국, 그리고 비판/찬성,,, '우리 모두 냉정해지자'라는 말은, 실제로는 일본 내의 소수의 '박유하 비판파'와 한국 내 박유하 비판의 목소리, 그리고 무엇보다도 '아베-박근혜 합의' 에 대해 반발하는 한국 시민들을 향한 비판의 효과를 노리는 것에 불과하다.
진정으로 '냉정하게 한번 따져보자'라는 메시지를 발신하고자 한다면, 그 방향은 현재의 일본 내부를 향해야 하는 것이 아닐까?

아시히신문 하코다기자의 컬럼. 오랜만에 나온 <제국의 위안부>관련기사지만 내용은 재판과 한일합의중심. <제국의 위안부>의 내용에 관해서는 논하지 않는 태도. 합의비판파는 냉정하지않다는 인상조작...
<박씨 책에대한 비판파 중에는 작년 한일합의를 인정안하는 사람도 적지않다. 그러나 저서나... 합의의 찬부은 일단 두고, 지금 요구되는 건 자유로운 언론공간에서 냉정한 논의를 다하는 것이 아닐까.>
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2016年07月08日,朝刊,オピニオン2,p.18
(社説余滴)自由な空間で冷静な議論を 箱田哲也
日韓両政府による慰安婦合意から半年が過ぎた。
合意を発表した日韓外相は「新時代」への移行を口にしたが、その名に見合うような成果はまだない。
だが合意に基づき、元慰安婦の支援を目的とした財団が近く韓国で立ち上がる。日本政府はソウルの大使館前にある像の移転がどうであれ、即座に10億円を出す腹づもりで水面下の接触も始まった。
そんな政治の動きとは別に韓国では、朴裕河(パクユハ)・世宗大教授に対する刑事裁判が続く。著書「帝国の慰安婦」で元慰安婦の名誉を傷つけたとして在宅起訴された。
言論や表現の自由が軍事独裁に厳しく制限された結果、慰安婦問題に光があたるまで長い時を待たざるをえなかった。「精神的自由」という言葉が今もまぶしさを放つ隣国で、1冊の本が法廷に立たされる異常を憂う。
もちろん元慰安婦らの名誉は守られねばならず、十分な配慮が必要だ。しかし、学問の営みについての議論の場にふさわしいのが、法廷であるはずがない。
この本をめぐる評価は、慰安婦問題に心を痛めてきた日韓の関係者の中でも肯定派と批判派に分かれる。
3月、東京で両派が徹底議論した。だが批判派が、論理を構成する事実関係の誤りや疑問を指摘したのに対し、肯定派は植民地支配や家父長制といった構造的な問題を著書が取り上げた意義を強調し、議論はかみ合わなかった。
それでも各分野の専門家から多様な指摘があり、十分に聞き応えがあった。
慰安婦問題が表面化して四半世紀。日韓での研究は、確実に成果をあげてきた。
日本ではことさら、いわゆる狭義の強制連行の有無に焦点をあてる向きがあるが、植民地支配下では暴力的連行の必要がなかったとの論文が、すでに十数年前、韓国人研究者によって発表されている。一方で慰安所は旧日本軍の後方施設だったことが公文書で判明するなど、当時の実態がより鮮明になってきた。
朴さんの本に対する批判派の中には、先の日韓合意を認めない人も少なくない。だが著書や合意への賛否はともかく、いま求められるのは自由な言論空間で冷静な議論を尽くすことではないか。
政治合意といっても緒についたばかりだ。足りない部分を補うためにも、これまでの研究成果や多くの知見が必要な時期が目前に近づいていると思う。
(はこだてつや 国際社説担当)